雑記

暮らしの波は平坦だ。 波に一喜一憂していては体が持たない。記憶は続いていく身体を保つために少しずつ消し去られていく。でも、暮らしの中にある砂金はきっとその波の中にある。 なんでもない日に祝祭を。それはきっとわたしたちが見落とした、消し去った…

20240409近況報告

正式に復学した。明日から講義が始まる。ここ最近、90分間(1講義分)も集中したことあったっけ…?と考えるも、思い当たる節がなく、ちょっと不安。しかも明日は1限からで、ここ数日大寝坊をしている私からすると、ちょっと、いやかなり不安。 編み物で9…

書くこと

約1か月ぶりのブログです。 ひとり暮らしを始めてからというものの、ついったー(TwitterというのもXというのもしっくりこないからこう呼ぶ)に料理の写真や短い日記を投稿することが増え、ブログを書こうにも、もう短い文章で同じようなことをついったーに書…

閏年って別に意識してなかったのに、Twitterで話題だったメッセ―ジサービスを見たら、焦燥感に駆られてしまって4年後の自分にメッセージを残すことにした。例のサービスはサーバーが駄目になっていたので、Gmailの予約機能を使った。私はこういう類のメッセ…

町のとごり

乱高下の三寒四温に根負けして、気ままな起床。カーテンの隙間から差し込む光に誘われて、窓の外に一輪の梅の花を見つける。春。 近所に渋い町中華を見つけた。マツコの知らない世界でやっていた町中華オムライスの特集を見て、食べたくなったのだ。Googleマ…

身体をひらくこと

一歩踏み出す決断をしたときに、身体はアラートを鳴らす。これが不安ということなんだろう。 不安の対義語は”安心”。不安⇔安心の双方向の矢印は、心の動きという共通点において反対方向を向いている。 ところで、”不安”とは、心の動きだけにあてはまる言葉で…

20240118

今日から下宿再開。気持ちを書き留めておこうと思ってはてなブログを立ち上げた。 一昨昨日、実家で暮らす最後の日には、両親から、住み慣れた実家から、慣れ親しんだ街や景色や空気から離れて暮らすということに、やっと実感がわいてきて、ほんの少しだけ涙…

つらつらと

年末にブログを書いてから早2週間。眠れない日は粕汁を作り、キーボードを叩くに限る。 眠れない日は粕汁を作る pic.twitter.com/vgzxqi6Iqh — shio (@umprns) 2024年1月14日 いよいよ下宿先に向かう日が近づいてきた。親元を離れるから少し不安だけれど、…

早いもので2023年も今日で終わり。昨年の紅白を見た記憶が色濃く残っているため、今年は何にも起こらなかったのではないかと錯覚してしまうが、丁寧に振り返ればおそらくそんなことはない。 2023年は自分の傷と向き合う年だった。 毎週金曜日の15…

20231222 最後のカウンセリング

最後のカウンセリングの日だった。1年半取り組んできたカウンセリングもやりきってしまえばあっという間だった。 カウンセリングを始めたきっかけは、母に勧められたことだったけれど、やり進めていくうちに自分の完璧主義なところや失敗を過剰に怖がるとこ…

「おいしい」手料理の探求

私の手料理は「おいしい」のだろうか? 私は食べることが大好きだ。2歳の頃、大きなフランクフルトにかぶりついているところを、父に写真に撮られた。いつその写真を見ても、私の人生だ、と思うほどには食べることが大好きだ。 それでも、食事は苦手である…

最近のこと

今月の頭にはサッカー生地のワンピースを着ていたのに、もうタートルネックのセーターを着ている。冬だ。私の冬の到来は、もっぱら気温であるのだけれど、中には「あのお店がホットケーキを出したから冬」「白鳥を見上げなくなったから冬」というひともいて…

最近のこと

最近パニックの調子がいい(ような気がする)。前だったら乗れなかった飛行機や快速列車に乗り、遠くまで行く日々。まだすごい量の手汗をかくし、それで切符をぐちゃぐちゃにしてしまうけれど、これから先もずーっと普通列車にしか乗れないような生活をした…

ある日のあるいはこの日の日記

日常が遠く感じる。いつか過ぎ去ると分かっているのに、この瞬間が永遠なんじゃないかと錯覚してしまうような、そんな渦中にわたしはいる。 「ひとは螺旋状に変化する」土門蘭さんの著書にでてきたこの言葉を、お守り代わりに胸の中にしまい込んでいる。しか…

Kアイドルとの距離感

つい先日、Twitterに「KPOP聴くのつかれた」と呟いた。正確に言うと、私が定義するKPOPはKアイドルのことだし、Kアイドルの曲を聴くのが疲れたというよりも、Kアイドルとそのファンダムとの距離感がだんだんおかしくなってきていることに疲れてきているのだ…

殻にひびを入れる

今日はカウンセリングの日だった。いつも通り、午後3時にカウンセリングルームに行くと、カウンセラーに迎え入れられる。よろしくお願いします、じゃあどうぞ。とカウンセリングが始まる。 「今日は2つ話したいことがあるんです。」 ひとつめは自分がから…

淡い夏が終わって

すっかり秋めいてきて、サンダルをしまいローファーを出した。わたしは秋が近づいてくると憂鬱になる傾向がある。しかし、今年は秋の訪れをよろこんでいる。暑くてつらい夏だったというのもあるし、夏の間ずっと体調が悪かったのもある。それでも一番大きい…

宣言

普通に起きて、普通にご飯を食べて、普通に勉強して、普通に会話して。 普通に生活することの、なんと尊いことか。 この4年間は普通の生活じゃなかった。普通じゃない生活が当たり前になって、だんだん生活の色どりが薄く淡くなっていった感覚。新しい普通…

フーセンガムを太陽に透かした日

私の日常に、小説で描かれるようなシーンは現れない。 平坦な日常は、ある日突然始まった。毎日同じことをこなすだけ。朝起きて、夜寝るまでに毎日の変化はほとんど起こらない。感情の起伏も、ほとんど起こらない。 平坦な日常は、薄暗くて、道しるべは何も…

夏の甘味

アイスが甘味の中で一番好きだ。 近所に大きなクリエイトができてからは、毎週のように通ってはアイスをたくさん買っている。家族が各々好きなアイスを買い、おやつの時間に食べて、このアイスは今年のヒット商品!などと言いながら、話に花を咲かせる時間が…

日記が書けないのは

最近はめっきり日記が書けなくなっているように思う。昨年の8月末からほぼ毎日日記を書いている。無印良品のB6ドットノートに、始めたては1ページ、最近は4分の1程度の文章を書いている。以前は日記を書く時間が好きで、書きたいこともたくさんあった…

刺すような視線

他人の状況をエンタメ的に消費するひとが嫌いだ。 家の近くに救急車が止まると、続々と見物人が集まるような場所に住んでいる。私の母も見に行っては、誰々さんの家かも、と何の特にもならない情報を仕入れて帰ってくる。 隣の家に住んでいるおばあさんは噂…

日が沈む梨

「嫌なんですよね、梨。」 高校3年生の夏休み、学校に向かう途中で部活の顧問にこう漏らした。 もう5年くらい、季節が進むのが怖い。初めは大学受験が近づいてくるから。最近は、年齢と人間としての中身が一致していない気がするから。 スーパーの果物コー…

まるいぴかぴか

ぷわぷわと膨らんでいるスクランブルエッグみたいな黄色が好き。 窓から入ってくる朝日に照らされて、もそり、と起きる。階段を降りて、キッチンに向かい、冷蔵庫からたまごを2個取り出す。ボウルにぱかりと割り入れ、黄身に箸を入れる。とろりと黄身が溢れ…

笑ってもらう幸せ

幼い頃から可愛げがないと自覚している。幼稚園生の頃から周りの大人から「しっかり者」レッテルを貼られて(いると思い込んで)いた。それを内面化したせいか、いつも目が吊り上がっていて、愚直で、周りを顧みることが出来なくて、まさに合唱コンクールで張…

見えているものを見つめてみる

先のことばかり考えるあまり、目の前の小さな感情を取りこぼしてしまう癖がある。 さくらももこ展を観に行った。 子供の頃に「満点ゲットシリーズ・ちびまる子ちゃん」をほとんど全巻読破し、本の隅から隅まで何度も読み返していた。私の言語感覚を磨いてく…

ブラックコーヒーと成長についての所感

ごく最近、ブラックコーヒーが飲めるようになった。特にグラスにたっぷりと氷を入れて熱いコーヒーを注いだのを飲んでいる。温かいのはちょっといい豆のしか飲めない。ほんの1か月前までは牛乳を入れたり、砂糖を入れたりしないと飲めなかったし、舌に酸味…

自分を愛するということ

自分を愛するということが少しだけ分かった日だった。 悪夢にうなされながら1時間寝坊。朝ごはんにマーロウのグラスに入れたブラックコーヒーと包丁で半分に切った菓子パンを2つ。もうひとつ食べようと思ったけど、眠くなったら嫌だから2つで辞める。 音…

実感について

この1年間、臨床心理士によるカウンセリングを受け続けて、私は実感のないことには殆ど関心を示せないのだと気づいた。いくら本を読んでも、文字を書いても、自分の中で納得しなければ、それが真理だとしてもスルリと抜け落ちていってしまう。 中高生の時の…

失速を繰り返す

また失速した。 2週間に1回程度、生活が疎かになる。朝は起きられないし、日課の散歩に出るのも億劫になる。携帯ばかり見ながら、何かしなければと焦り、それができない自分を責める。 私は、病気をアイデンティティにしないと決めている。だから、生活が…