20240419

気ままな起床をしていたら、大学に間に合う時間ギリギリだった。急いで食パンに、にゅにゅにゅ、とマヨネーズを太く絞りだし、くぼませた中心に卵を割り入れる。オーブンで適当に焼いている間、お弁当の準備をして、マウスピースのケースを鞄にいれるのを忘…

暮らしの波は平坦だ。 波に一喜一憂していては体が持たない。記憶は続いていく身体を保つために少しずつ消し去られていく。でも、暮らしの中にある砂金はきっとその波の中にある。 なんでもない日に祝祭を。それはきっとわたしたちが見落とした、消し去った…

20240415

6時半のアラームを無視し、9時半起床。納豆キムチ卵かけご飯を掻っ込み、病院へ向かう。病院では事実と自分の予想をしっかりと切り分けて話せたのが自分らしくなくてよかった。こうやって日々の中で認知行動療法の成果がわかると積み重ねって神話じゃないん…

20240409近況報告

正式に復学した。明日から講義が始まる。ここ最近、90分間(1講義分)も集中したことあったっけ…?と考えるも、思い当たる節がなく、ちょっと不安。しかも明日は1限からで、ここ数日大寝坊をしている私からすると、ちょっと、いやかなり不安。 編み物で9…

書くこと

約1か月ぶりのブログです。 ひとり暮らしを始めてからというものの、ついったー(TwitterというのもXというのもしっくりこないからこう呼ぶ)に料理の写真や短い日記を投稿することが増え、ブログを書こうにも、もう短い文章で同じようなことをついったーに書…

閏年って別に意識してなかったのに、Twitterで話題だったメッセ―ジサービスを見たら、焦燥感に駆られてしまって4年後の自分にメッセージを残すことにした。例のサービスはサーバーが駄目になっていたので、Gmailの予約機能を使った。私はこういう類のメッセ…

20240225

眠くない。こういうときはキーボードを叩こうと思う。 最近、一人暮らしは暇な時間が多いということに気が付いた。とにかく、一人だと、家事をしていても、勉強をしても、本を読んでも時間が余る。その余った時間を有効活用できればいいのだけれど、大体はTw…

町のとごり

乱高下の三寒四温に根負けして、気ままな起床。カーテンの隙間から差し込む光に誘われて、窓の外に一輪の梅の花を見つける。春。 近所に渋い町中華を見つけた。マツコの知らない世界でやっていた町中華オムライスの特集を見て、食べたくなったのだ。Googleマ…

身体をひらくこと

一歩踏み出す決断をしたときに、身体はアラートを鳴らす。これが不安ということなんだろう。 不安の対義語は”安心”。不安⇔安心の双方向の矢印は、心の動きという共通点において反対方向を向いている。 ところで、”不安”とは、心の動きだけにあてはまる言葉で…

20240127

ひとり一人独り。今のわたしにはどの漢字があてはまる?これ、とひとつを決められそうな気がするし、はたまたグラデーションがかっているような気もするし。 それなりにひとり(ないし一人ないし独り)で楽しく暮らしている。街が近くなったからフットワークが…

20240118

今日から下宿再開。気持ちを書き留めておこうと思ってはてなブログを立ち上げた。 一昨昨日、実家で暮らす最後の日には、両親から、住み慣れた実家から、慣れ親しんだ街や景色や空気から離れて暮らすということに、やっと実感がわいてきて、ほんの少しだけ涙…

つらつらと

年末にブログを書いてから早2週間。眠れない日は粕汁を作り、キーボードを叩くに限る。 眠れない日は粕汁を作る pic.twitter.com/vgzxqi6Iqh — shio (@umprns) 2024年1月14日 いよいよ下宿先に向かう日が近づいてきた。親元を離れるから少し不安だけれど、…

早いもので2023年も今日で終わり。昨年の紅白を見た記憶が色濃く残っているため、今年は何にも起こらなかったのではないかと錯覚してしまうが、丁寧に振り返ればおそらくそんなことはない。 2023年は自分の傷と向き合う年だった。 毎週金曜日の15…

20231222 最後のカウンセリング

最後のカウンセリングの日だった。1年半取り組んできたカウンセリングもやりきってしまえばあっという間だった。 カウンセリングを始めたきっかけは、母に勧められたことだったけれど、やり進めていくうちに自分の完璧主義なところや失敗を過剰に怖がるとこ…

「おいしい」手料理の探求

私の手料理は「おいしい」のだろうか? 私は食べることが大好きだ。2歳の頃、大きなフランクフルトにかぶりついているところを、父に写真に撮られた。いつその写真を見ても、私の人生だ、と思うほどには食べることが大好きだ。 それでも、食事は苦手である…

20231215

起床。外は雨が降って静かだ。凛としているような、ただの静寂のような。外の天気に引っ張られ、心の中にしん、と影が落ちる。憂鬱な朝を蹴とばすように、無理矢理布団を剥いだ。 2か月前に申請した障害者手帳を受け取りに市役所に行く。窓口にはすぐに通さ…

20231208

雑踏の中に取り残されたように独り。 カウンセリングの日。今月いっぱいでカウンセリングを終わらせることにした。カウンセリングを終わらせたのは、大丈夫になったからではない。復学のために半ば強制的にピリオドを打ったかたちだ。 ほとんど観念的な話を…

20231202

気ままな起床。最近は6時半に目が覚めるものの、布団の中で朝が来たことを否定しながら時が過ぎるのを待っている。多分、軽い鬱状態なんだろうと思う。復学が近づいてきて、引越しの日程も決まって、少し気が張り詰めたのかもしれない。やっとの思いで布団…

最近のこと

今月の頭にはサッカー生地のワンピースを着ていたのに、もうタートルネックのセーターを着ている。冬だ。私の冬の到来は、もっぱら気温であるのだけれど、中には「あのお店がホットケーキを出したから冬」「白鳥を見上げなくなったから冬」というひともいて…

鳥取旅行記

9月の下旬、母が図書館で大量に借りてきた旅行雑誌の中から、家族全員でここ!と意見が一致して鳥取に旅行することに。父が海外出張で貯めに貯めたマイルの期限が年度末で切れるとのことで、それを消費するべくかなりカジュアルに旅行することが決まった。…

最近のこと

最近パニックの調子がいい(ような気がする)。前だったら乗れなかった飛行機や快速列車に乗り、遠くまで行く日々。まだすごい量の手汗をかくし、それで切符をぐちゃぐちゃにしてしまうけれど、これから先もずーっと普通列車にしか乗れないような生活をした…

ある日のあるいはこの日の日記

日常が遠く感じる。いつか過ぎ去ると分かっているのに、この瞬間が永遠なんじゃないかと錯覚してしまうような、そんな渦中にわたしはいる。 「ひとは螺旋状に変化する」土門蘭さんの著書にでてきたこの言葉を、お守り代わりに胸の中にしまい込んでいる。しか…

Kアイドルとの距離感

つい先日、Twitterに「KPOP聴くのつかれた」と呟いた。正確に言うと、私が定義するKPOPはKアイドルのことだし、Kアイドルの曲を聴くのが疲れたというよりも、Kアイドルとそのファンダムとの距離感がだんだんおかしくなってきていることに疲れてきているのだ…

20231014

最近、江國香織の短編「号泣する準備はできていた」を読んでいる。江國香織の小説にはたくさんの女性がでてくるけれど、私からすると、どの登場人物も貞操観念が狂っていて(世の中の女性ってこんなものなんですか)(多分私が潔癖すぎる)、読んでいて、うっ、…

20231008

気ままな起床。朝ごはんは母特製のピザトーストとハンドドリップのホットコーヒー。ピザトーストはマスタードをケチャップに混ぜたものを食パンに塗り、赤ピーマン、ベーコン、玉ねぎ、バジルをのせ、マヨネーズとチーズをかけてトースターで焼く。バジルが…

20231007

家族と公園にピクニックに行った。普段家族仲が悪いみたいな文章ばかり書いているけれど、仲がいいときは仲がいいのである。 パン屋さんで思いがけない行列に並びながら、カボチャベーコンと栗あんぱんを買う。 海沿いの公園に着くと、まずは体力が余ってい…

殻にひびを入れる

今日はカウンセリングの日だった。いつも通り、午後3時にカウンセリングルームに行くと、カウンセラーに迎え入れられる。よろしくお願いします、じゃあどうぞ。とカウンセリングが始まる。 「今日は2つ話したいことがあるんです。」 ひとつめは自分がから…

20231005

眠れない夜だった。布団を頭までかぶっても夢をみられない夜。家族が起きないように静かに階段をおりて、しんと静かな真夜中をリビングで過ごす。 かんたんな葛湯を作って飲む。鍋に片栗粉と砂糖と水をいれ、くるくるとスプーンでかき混ぜながら透明になるま…

淡い夏が終わって

すっかり秋めいてきて、サンダルをしまいローファーを出した。わたしは秋が近づいてくると憂鬱になる傾向がある。しかし、今年は秋の訪れをよろこんでいる。暑くてつらい夏だったというのもあるし、夏の間ずっと体調が悪かったのもある。それでも一番大きい…

20230930

曇天に一筋光が差し込んでいるような空。窓から吹く北東の風がカーテンを膨らませている。 今日はスコーンを焼くぞと決めた。どこかの料理研究家のレシピを自分なりにアレンジして、半分オリジナルなスコーンを焼く。前回焼いたときは薄力粉だけで焼いたけれ…