閏年って別に意識してなかったのに、Twitterで話題だったメッセ―ジサービスを見たら、焦燥感に駆られてしまって4年後の自分にメッセージを残すことにした。例のサービスはサーバーが駄目になっていたので、Gmailの予約機能を使った。私はこういう類のメッセージは内容を一言一句覚えていたはずなのだけれど、今回書いたメッセージのことは、いまこの文章を書いている時にはすっかり忘れている。4年後に28歳というのも驚きだが、今年24歳になることもかなり驚きだ。わたしは同年齢の人に比べて、経験値が圧倒的に少ないと思うので、無理もない。この4年間で追いつければいいのだけれど、追いつくとか追いつかないとか、いったい誰と比べて?とも思う。そりゃ同年齢の人の平均値に、とか、知り合いのあの子に、とか、いろいろ思うこともあるけれど、私に平均値は割り出せない(そもそも人間の存在は数値にすることが難しい)し、あの子ひとりを追うのも現実的じゃないだろう。追いかけることの醜さ、ひしひしと感じている。他人と比べるな、陳腐な一言だけれども、比べたところでわたしの幸せや苦しみは消えないと知った。些細で静かで何も起こらない毎日を愛おしく思えるわたしの感性を、誰かに投影して消し去ってしまおうとすることは、たとえわたしがそうしようとしたとしても到底許しがたい行為なのだと、忘れないようにここに記すことにする。