気ままな起床をしていたら、大学に間に合う時間ギリギリだった。急いで食パンに、にゅにゅにゅ、とマヨネーズを太く絞りだし、くぼませた中心に卵を割り入れる。オーブンで適当に焼いている間、お弁当の準備をして、マウスピースのケースを鞄にいれるのを忘れたまま出かけた。
今日は２限の英語だけ。事前に予習をしていたので、サクッと自分の出番は終わった。再履修の人が多いクラスだ。わたしみたいに休学していた人もいれば、ほんとうに単位を落としてしまった人もいるのだろう、教科書のレベルが高校１年生の教科書並だ。先生の情けなのか、単位は心配なさそうだ。
実習のために抗体検査をする必要があって病院を訪れた。初めて行く病院で、ドアを開けたらひつじのショーンのぬいぐるみが出迎えてくれた。よくよく院内を見渡すと、テレビもショーン、注射の案内のポスターもショーン、待合のカウンターに置いてあるマスコットもショーンだった。ショーンのアニメのエンディングが流れる。ひつじたちがパンツを眺めるシーンを眺める私。先生は物腰柔らかで、血管が見つかりにくかったものの無事採血ができた。結果は一週間ほどで分かるらしい。
大学に戻って、700w2分チンした熱々のお弁当を、1分にすればよかったなと後悔しながら食べる。熱くて味なんかわかったもんじゃない。こういう公共の場に置かれている電子レンジの威力を舐めていた。そのままカフェで勉強しようと思ったけれど、知り合いがいてやりにくかったので、図書館に避難。生化学の勉強をする。「便意をあまり抑え続けると直腸の圧感受性が低下し、便意が起こりにくくなって常習性便秘になる。」という教科書の記述を写真に撮って便秘の父におくりつけてやった。カフェに戻ってパフェを食べ、もうひと頑張りして帰宅。
大学で誰とも話さなかった分、誰かと話したくなったので、姉とGoogleMeetを繋げる。別に何を話すわけでなく、勉強の続きをしたり、ME:Iのパフォーマンス動画を観たりした。
