アイスが甘味の中で一番好きだ。
近所に大きなクリエイトができてからは、毎週のように通ってはアイスをたくさん買っている。家族が各々好きなアイスを買い、おやつの時間に食べて、このアイスは今年のヒット商品!などと言いながら、話に花を咲かせる時間が好きだ。
私の今年のヒット商品は、京都吉兆監修の「アイスの実 国産とうもろこし」。
このアイス、実は去年販売されたものらしく、普通のスーパーではもう買えないらしい。それ故に、このアイスを紹介しても、この美味しさを共有できないのがさみしい。
アイスの実は、1枚の氷層の中にジェラートが入っている。その氷層をぱきっと齧ると、ふわっととうもろこしのフレーバーが香る。茹でたての、それは甘いとうもろこしの風味そのまま、滑らかで、コーンポタージュというよりは、生のとうもろこしをポタージュにしたと言いたくなるような、そんな贅沢さがある味わいだ。
幼い頃に、姉が買って楽しみにしていたアイスの実を、祖父が勝手に食べたことがある。姉は大泣きし、母は祖父に怒り、ばつが悪そうな祖父が買ってきたアイスの実を姉と一緒に食べた思い出がある。
その時に食べたアイスの実と、今のアイスの実は違っている。昔は丸いシャーベットだったアイスの実だが、今は、全商品ジェラートに変更したらしい。今も昔のアイスの実を思い浮かべて、シャーベットは苦手だから…と食べず嫌いをしている人も多いのかもしれない。私の母がそうだった。
しかも季節でラインナップや果汁濃度を変える徹底のこだわりぶり。私は今のアイスの実が好き。定番商品も食べてみたくなった。
今週のお題「ベストアイス2023」