宮城岩手旅行記 1日目 仙台・塩釜

 GWの1週間後、宮城・岩手に旅行に行った。泊まりでの旅行は実に4年ぶりで、大はしゃぎで4泊5日の日程を取った。その様子を書き残しておこうと思う。

 

 1日目。車で仙台へ降り立つ。丁度お昼時に到着し、お腹も空いていたし、お店は混んでるかもしれないしと、せかせかと利休に向かう。利休は今や全国どこにでもお店があって、大きなイオンモールや駅のデパートに行けば大体牛タンを楽しめるけれど、お店によって値段や付け合わせの青唐辛子味噌の唐辛子の大きさが変わるのが面白い。青唐辛子が刻みのところもあれば、まるごと1本!の豪快なところもある。面白いと言えど、牛タンは高価だから仙台にでも来ないと食べられないのだけれど。

 

オーソドックスな牛タン定食

 母がすかさずクーポンを店員さんに見せて、サービスのサラミサラダをもらった。さすが母、お得に抜かりが無い。私はクーポンとかポイントとかが面倒でいつも損ばかりしている。

 毎回仙台に来るときにはここの利休に立ち寄るけれど、前に来た時には無かった牛肉のしぐれ煮やデザートがついてきて、いろいろな味においしい…と声を漏らす。前に来たのは4年以上前だから、その間にお店にもいろんな変化があったんだろうなあと思う。私は以前は食べきれた麦飯が食べきれなくなっていて、母に食べるのを手伝ってもらった。もう食べ盛りは終わったのか。

 

 牛タンを楽しんだ後、宇佐美でガソリンを入れてすぐに塩釜へ移動。私は震災があった後の塩釜しか知らないけど、静かな活気があって、地元の人が街を誇りに思っていそうに楽しそうにしている様子が見られるこの町が好きだ。

本塩釜駅

 

海のある町が好きだけど、好きなだけじゃいけないんだと思いなおす

 塩釜には日本酒の酒蔵が複数ある。中でも有名な浦霞醸造している佐浦では日本酒の試飲や購入ができるとのことで、お酒の中で1番日本酒が好きな私はこの日を楽しみにしていた。試飲なんて初めて!とうきうきしながら歩いて酒蔵まで向かうと、なんと日曜定休。中に入ることが出来なかった。

 その日の塩釜は雨が強く、寒くて、靴下もぐしょぐしょで、だからガックリときてしまった。下調べの甘さに反省しつつ、目的もなくうろうろと街歩きを続けていると、近くの酒屋を見つけ、ガックリとしてしまった心がすぐにきゅぴーんと回復する音がした。阿部勘の試飲をさせてもらい購入した。辛口で魚料理に合いそう。脂がのった青魚の刺身やなめろうを作りたい。

 

 夕方、この日の目玉である亀喜寿司に行った。高級感のある入り口の暖簾をくぐるときに感じる高揚感は、この後舌鼓を打つ寿司の味をさらに美味しくしてくれるに違いない。寿司職人の手さばきが見れる席に座り、季節のおすすめを注文した。

季節のおすすめ ほっき貝の生が食べれるのは東北の港町ならでは

 亀喜寿司は近所のすし哲やしらはたに比べて地元の人が多く訪れる寿司屋らしく、テーブル席は地元っぽいジャージのお兄さんで賑わっていた。高級な寿司屋にジャージで現れることの出来るくらい、この町は海産物が豊富で、それに対するハードルが低いのだろう。私にとっては贅沢な寿司、とっておきのお洒落をして港町ならではの新鮮さを堪能した。

umprns.hatenablog.com